日立アプライアンスは、野菜室まるごと、野菜の栄養素やみずみずしさを守る「新鮮スリープ野菜室」を実現した「真空チルド」シリーズ(12機種)を、2015年8月13日から順次発売する。
プラチナ触媒を採用
「新鮮スリープ野菜室」を実現するため、北海道大学が開発した画期的なプラチナ触媒を、共同研究によって家庭用冷蔵庫で初めて採用。このプラチナ触媒は、野菜から出るエチレンガスやニオイ成分を分解して、新鮮に保存するための炭酸ガスを多く生成することができる。野菜室は密閉度を高めて高湿度な環境にした。
これにより、野菜室の下段ケース奥側に限られていた高鮮度スペースが全体に広がり、野菜室内の上段、下段、たて収納スペースのどこに保存しても、野菜の栄養素やみずみずしさを守ることができるようになった。
また、真空の力で食品の酸化を抑えて、新鮮に保存する独自の「真空チルドルーム」の保存性能が向上。「新鮮スリープ野菜室」と同じプラチナ触媒を採用して、ルーム内の炭酸ガス濃度を上げることで、肉や魚の表面の酵素の働きをさらに抑えて鮮度と栄養素を守る。
省エネ技術では、5つの冷媒口を設けて、運転状況にあわせて1つのバルブで2つの冷凍サイクルを切り替えて効率的に制御する、業界初の「マルチバルブ制御」を開発。しかも「大容量冷蔵庫 R‐X7300F」は、業界最大級の定格内容積730リットルだ。
色はXシリーズ(6ドア、5機種)が、グラデーションブラウンとクリスタルミラー、クリスタルシャンパンの3色。Gシリーズ(6ドア、4機種)とSシリーズ(5ドア、3機種)は、クリスタルブラウンとクリスタルシャンパン。
いずれも、オープン価格。