自転車のあのパーツが欲しい、スターウォーズ関連のグッズには目がない、北欧のアンティーク食器をコレクションしている...そんな趣味人のためのフリマアプリが誕生した。大日本印刷が2015年7月10日にリリースしたiOSアプリ「KURURi(くるり)」だ。
探し求めている人と持っている人をマッチング
KURURiは、買いたい人のリクエストから始まるのが特徴。あるモノを探し求めている人と、持っている人をマッチングするので、「中古で安くなっているから買う」というよりも、「ある程度、値段が張っても構わないから手に入れたい」という、大人のユーザーが集まりそうだ。
ベビーカーを探している新米ママがいたとしよう。すると、売りたい人が自分のベビーカーの写真とコメントでアピールしてくる。商品の特徴や使い勝手についてコメントを重ねれば、先輩ママと新米ママの相談コーナーのようにも使えるだろう。個人と個人がモノをやり取りするフリマアプリとしては、「メルカリ」、「Fril(フリル)」、「LINE MALL(ラインモール)」が有名だが、それらとは違う可能性が広がっている。
売買はKURURiが仲介する。商品が到着し、ユーザー同士が取引評価をした後、売り手に代金が支払われる仕組みを採用している。月額利用料、出品料は無料。取引完了後、価格の10%が手数料として差し引かれる。10月にはアンドロイド版が配信される予定だ。