本を読みおえて、顔をあげるのがなんだか怖くなる...
怖い怖い...と耳を塞ぎながらつい聞いてしまう怪談話。『怖い話はなぜモテる』(著・稲川淳二、平山夢明、1404円、情報センター出版局)は怪談話でお馴染みの稲川淳二氏とホラー作家、平山夢明氏が、オカルトブームや怪談などさまざまなテーマで語り合った対談本。
「怪談・オカルトブームの背景」「殺人者は被害者の幽霊を見るか」「稲川淳二と平山夢明」「怪談と子ども」「もっと怖い話を教えましょう」など5つの章にわけ、二人の生い立ちをはじめ、身近に起こった怪奇現象や今まで誰も明かしてこなかった怪談、オカルトに秘められた謎を解き明かし、社会に取り憑く怪奇なモノの正体に迫っていく。
この本を読みながら怪奇現象が起きるかどうかは、読んでからのお楽しみ。