すぐ身近で起きているかもしれない本当の話!?
1960年代のアメリカテレビ界で人気を博した超常現象再現番組「世にも不思議な物語」。『世にも不思議な物語 世界の怪奇実話&都市伝説』(著・レノア・ブレッソン、翻訳・尾之上浩司、842円、扶桑社)は、その番組で扱われた怪奇実話&都市伝説の中から選りすぐりを10話集めた傑作短編集。
突然体調不良になった男を描く「絆」、人の心の声が聞こえる少女の「魔女と呼ばないで」、男をもてあそぶ女を描いた「血まみれの手」、弟の死を自分のせいにされ家を飛び出した少女の「サリーに会ったときは」など、世にも不思議な物語の数々が、平凡な日常の先にある未知の世界へと誘ってくれる。
巻末には、SF・ホラー作家の菊地秀行氏、平山夢明氏、黒史郎氏による「世にも不思議な実話座談会」が収録されている。