2014年のブラジルワールドカップ(W杯)の興奮がさめないサッカー界。今年(15年)も7月4日まで行われていた「コパ・アメリカ」や、18年ロシアW杯予選など、話題は尽きない。
そうしたなか新たなスターとして、コロンビア代表のハメス・ロドリゲス選手(23)が注目されている。総合マーケティング支援会社のネオマーケティングが15年6月に行った、「世界のスターサッカー選手」についてのアンケート調査では、人気のクリスティアーノ・ロナウド選手(30、ポルトガル代表)を上回り、最も多くの項目で1位を獲得した。
「彼氏として」「兄として」もナンバー1
調査は20~30代の女性500人を対象に実施された。選択肢となる選手は、実力・知名度をふまえて、ブラジルW杯のベスト8各国から1名ずつ選出。そこにロナウド選手と、海外移籍で注目される日本代表の武藤嘉紀選手を加えた、計10人について行われた。
ルックスを10点満点で評価する項目では、ロドリゲス選手(6.676点)が僅差で、ロナウド選手(6.682点)に首位を譲ったが、人間性に関する評価(10点満点)では、ロドリゲス選手(7.676点)がトップで、ロナウド選手はトップ3にも入っていない。
また、ロドリゲス選手は「夫として理想的」(46.0%)、「彼氏として理想的」(40.0%)、「兄として理想的」(23.4%)においても10選手中ナンバー1。選手として、社会人として、そして「男性」としても人気が高いことがわかった。
ロドリゲス選手の「誠実さ」を知るうえで、結婚にまつわるエピソードがある。彼は19歳のとき、ダニエラ・オスピナさんと結婚したが、ダニエラさんは「サッカー選手には嫁ぐな」と親から反対されていた。そこでロドリゲス選手は、通信制の大学へ通うことで、サッカー以外の知識も身につけ、「純愛」を貫いたという。いまもしばしばみられるダニエラさんや、娘のサロメちゃんとの仲睦まじい姿が、ナンバーワンの得票につながったようだ。