横浜ゴム(東京都港区)は、乗用車用スタッドレスタイヤ「ice GUARD 5 PLUS(アイスガード ファイブ プラス)」を2015年8月1日に発売する。
従来品「アイスガード ファイブ」の「氷に効く」「永く効く」「燃費に効く」の3つのコンセプトを継承しつつ、特にニーズの高い氷上性能と省燃費性能をさらに向上させたという。
タイヤが生み出す摩擦熱によって発生する、目に見えない水膜を吸水する従来の「新マイクロ吸水バルーン」や、低温でもゴムの柔らかさを保つ「ブラックポリマーⅡ」にプラスし、従来比最大30倍にもなる「エボ吸水ホワイトゲル」を新たに採用。路面への密着性を高め、スリップの原因となる氷表面の水膜吸水率を20%も向上させた。また、進化した「スーパー吸水ゴム」を採用することで、氷上制動性能はさらに7%アップ。
さらに、新たに開発した「低発熱ベースゴム」をトレッド下層に採用。タイヤの剛性を保持しつつ、エネルギーのロスを減らした。低燃費タイヤブランド「BlueEarth(ブルーアース)」の先進技術「たわみ制御プロファイル」を継続して採用することで、ころがり抵抗を7%低減。自社低燃費タイヤと同レベルの性能を実現した。