日仏またがる鍋の家庭料理人
日本の家庭料理に鍋は必需品だ。フランスでも魚肉や野菜を使う鍋料理が欠かせない。おいしいだけでなく、栄養があり、下ごしらえをしたら煮るだけなので失敗することもない。
『鍋ひとつでできる お手軽フレンチ』(著・ダニエル・マルタン、1836円、サンマーク出版)は、フランスと日本で長年、料理人として活躍してきた著者が日本人向けに本場の家庭料理を披露する。
パリの「マキシム」や「ホテルリッツ」で務め、1987年に銀座の「マキシム・ド・パリ」の総料理長に、91年には「ル・コルドン・ブルー東京校」の校長兼主任教授に就任した。都内でレストランや料理教室を開き、ソースやドレッシングなど多くのヒットを生んでいる。前作『フライパン1本でできる お手軽フレンチ』も好評だ。