やっとキターっ!「パンティグラス」第3弾 作者が込めるタイヘンな思い

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おさななじみとの再会で知ったガラス工芸への道

   高校までは、将来について漠然と「分かりやすい仕事が良い。八百屋とか、郵便局員とか、学校の先生とか、口で言って誰でも分かるもの」と考えていた。大学も、教員になるつもりで教育学科を選んだ。しかし大学時代、「卒業後の進路はあまり深く考えていなかった」という。

   転機が訪れたのは20歳のときの同窓会。先にその道に進んでいた小中学時代の友人の話で、「ガラスの制作を教える学校」の存在を知った。そんな世界があるのかと衝撃を受けた。石井さんはもともと、「子供の頃から図工や工芸が好きだった。美術は嫌いだったけど」と、"ものづくり"に興味があり、「これだ」と思ったようだ。

   パンティグラスの原型は専門学校時代に出来ており、「昔からメインでやっていきたいと思っていた」という。「はじめは思いつきだった」が、2年次の作品展でふと「グラスにパンティ履かせよう」と思い制作・出展した。

   というのも、石井さんは人を笑わせるのが好きで、大学時代には「女性が少し恥じらう程度の軽い下ネタ」で、周囲をにぎやかにしていた。パンティグラスはその流れで発案・制作したもので、石井さんにとって「自己表現」だという。「"エロ"というより、誰もが手に取る"かわいい"ものをつくりたい」という思いがある。いわく、「男子中学生が女子のスカートをめくるくらいのイタズラ心」あふれた一品だ。

   実際、特に女性からの受けが良く、展示会に出品した時には「かわいい!」と言って手に取る人が多いという。購買層も主に20~40代と幅広い。自分へのギフトとして買う人もいるようだ。

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