「拾い読み」「取捨選択」こそ「時間短縮」
「時間がない!」。現代人の最大の悩みだ。メール、ツイッター、ネットゲームなど時間を奪うものがあふれている。
『「時間がない!」を卒業する200のアイデア 1日が25時間になる超時間節約術』(著・マイケル・ヘッペル、訳・服部真琴、1728円、CCCメディアハウス)は、英国ナンバーワンのモチベーション・トレーナーによる時間の無駄を省く方法だ。
いきなり「この本は、初めから終わりまで読まないでほしい」と呼び掛ける。ページをめくって、これは役立つと思った個所から読めばいい、そうでないところはスル―すればいい。時間短縮をモットーに、スピーディーに本を読み、目標に素早くたどり着くコツをさっそく学ぼう、というわけだ。キーワードは「拾い読み」「取捨選択」、そして「実行」だ。ごちゃごちゃ、ぐずぐず言わず、「ともかく始めること、紹介する200以上のアイデアのうち、いくつかを実行してみることだ」と訴えている。