くまモンとのコラボも実現、「地方創生フォーラム」で石破大臣が地方移住の魅力と必要性を語る

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地方移住で実現した「子どもの成長を間近で見守ることのできる暮らし」

   第2部では、地方移住を実現した4人のパネリストが登場。内閣府の平将明副大臣を司会に、「地方居住で始まる新しい未来」をテーマにディスカッションを行い、地方移住の魅力や可能性を語った。結婚を機に脱サラ、北海道遠軽町で新規就農を果たした「農家民宿えづらファーム」代表の江面陽子さんは、「1日3食を家族とともに食べられ、子どもの成長を間近で見守ることのできる暮らしを実現できた」と地方移住の喜びを語った。

   政府が行う「地域おこし協力隊」の一員として島根県海士町に移住、教育の魅力化と地域活性化を同時に行う「隠岐島前高校魅力化プロジェクト」に携わっている奥田麻依子さんは、「社会に対して当事者意識を持てる点」が地方で暮らす魅力の1つだと語った。

   また、東日本大震災を機に故郷の宮城県へ移住、女川町で被災地における起業支援などを行っているNPO法人アスヘノキボウ代表理事の小松洋介さんは、地方創生について「個人というよりも、どれだけ地域を巻き込むか」が重要だと力説した。

   徳島県神山町で、過疎地をビジネスの場にする事業を展開しているNPO法人グリーンバレー理事長の大南信也さんが、地方に住むことの魅力を伝えるためインターネット中継で現地から出演。「東京はお金を使ってサービスを受け取る場所だが、地方はある物を使ってサービスを創りだす場所だ」と、地方居住の魅力を独特の視点で紹介した。

    平副大臣はディスカッションをまとめる形で、「移住を受け入れる側も変わらなければいけないし、する側もあまりお客様感覚ではいけない」とコメント。その上で、移住者と地域のマッチングや情報収集の重要性に触れ、各自治体が主催するイベントや政府の行う支援策の活用を呼び掛けた。

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