現役続行を表明したフィギュアスケートの浅田真央さん(24)が2015年5月28日、都内で開かれた寝具メーカー・エアウィーヴの新CM発表会に出席した。浅田さんは新CMで、舞妓姿となって日本舞踊の「京舞」に挑戦。この日も風情ある着物姿で登場した。
フィギュアでも日本舞踊でも、「体の軸」が大切
かねてから伝統的な日本文化に関心があった浅田さんは、撮影のため京舞の指導を受けて、「フィギュアと違い、低い姿勢のまま舞うことが多く難しかった」としつつ、「日本舞踊を体験できて本当に良かった」と充実した様子だった。
浅田さんは、使い心地から同社の製品を愛用するようになり4年前に「ブランドアンバサダー」に就任。同社の高岡本州(もとくに)会長が14年、舞妓姿の浅田さんと会う機会があり、舞妓の衣装でのCM出演を依頼し実現した。その際、浅田さんから「京舞をやりたい」との申し出があったという。
会見には京舞の指導係を務めた京都の芸妓・真生(まお)さんも出席し、2人でお気に入りのポーズを披露した。
浅田さんは日本舞踊の動きをフィギュアに取り入れるか聞かれると、「同じような動きは難しい」ものの「全てにおいて体の軸が大切だと感じた。それを大事にして練習していきたい」と意欲をみせた。当面の目標については、「試合に出場できるレベルまで持っていくこと」だという。
エアウィーヴの寝具を以前から愛用していたという浅田さん。家ではもちろん、海外遠征の際も持参しており、10年のバンクーバー五輪、14年のソチ五輪でも現地へ持って行った。「腰の張りや痛みがとれる」と、効果を実感している。今後どの試合に出場するかは未定ながら、「試合が決まったら、エアウィーヴのマットレスとともに臨んでいく」と、休養を経ても変わらぬ信頼を置いていた。