政官民一体となって、独身男女が「フタリになる」ことを応援する一般社団法人「結婚・婚活応援プロジェクト」が2015年5月20日に設立された。代表理事は、日本創生会議座長の増田寛也氏(元総務大臣、元岩手県知事)が就任した。
「婚活議連」とも連携して情報発信
国立社会保障・人口問題研究所の「第14回出生動向基本調査」(2010年)によると、日本の恋愛結婚の割合は、結婚全体の約9割にのぼる。いまや「結婚=恋をする」のが当然のようになっているが、一方で20~40代の未婚者のうち、男性の約80%、女性の約65%に現在恋人がいないという調査結果(リクルートマーケティングパートナーズ ブライダル総研「恋愛観調査2014」)もある。
パートナーの不在は、未婚率の上昇や出生率低下にもつながる。そこで、現在のライフスタイルに合った「オープンで安心できる出会いの場」を作ることで、「幸せなフタリ」をさらに増やし、結婚や出産を通じて「明るい社会」を生み出すのがプロジェクトの趣旨だ。
ウェブサイトとFacebookページでは、活動報告や役員メンバーのインタビュー動画を掲載するほか、パートナーを持つことが「素敵なこと」と思える「フタリのSTORY」、どの婚活が向いているか診断できる「あなたのラブストーリーはどこから?」などのコンテンツが登場予定だ。
プロジェクトは今後、13年11月発足の「婚活・街コン推進議員連盟」(小池百合子会長)などとも連携して、「ワークライフバランスの推進」や「女性の社会進出」などをテーマにしたシンポジウムやイベントを行い、さまざまな情報を発信するという。