「甘酒」の持つ健康効果に関する研究を進めている森永製菓は2015年5月12日、新たな取り組みのなかで甘酒が目の下のクマや朝の目覚めの良さについて改善効果があることが分かったとする研究結果を明らかにした。
40~60代の女性17人を対象
森永製菓よると、同社は新たな取組みとして「"酒粕"と"米麹"を使用した甘酒」の美容・健康効果について、東京工科大学の前田憲寿教授(医学博士)との共同研究を行った。
40~60代の女性17人を対象に、「甘酒」と「プラセボ」をコントロールにおいた効果試験を実施。1か月間の継続飲用の結果「目の下のクマ」 について測定装置を用いた評価で、甘酒群はプラセボ群に対して"目の下のクマの明るさの有意な改善"が認められた。また、主観的評価(VAS試験)でも甘酒群でのみ、プラセボ群ではみられない飲用前後の「目の下のクマの有意な改善」が得られ、実感をともなった改善であることが分かった。
さらに、「皮膚の表面温度」においても甘酒群でのみ飲用前に比べて、飲用後には表面温度の上昇が見られ、"老廃物排泄促進"などがクマの改善に関与した可能性が示された。
他にも主観的評価(VAS試験)で「髪のつや」、「朝の目覚めの良さ」でも甘酒群でのみ有意な改善がみられた。
森永製菓では、「甘酒」の持つ健康効果に関する研究を進めており、これまでにも『甘酒が暑さからのストレスの回復を早める』ことなど、研究成果を発表している。