ゴールデンウイークに映画を見た人もいるだろう。ディズニー映画『シンデレラ』も評判のひとつ。シンデレラが王子様に一目惚れされ、玉の輿に乗るというあこがれのストーリーだ。現実の場合も、映画のようにうまくいくのだろうか。生まれつきの美人は得をするのか。美人でない人は損をするのか。本当の魅力とは――。いろいろ知りたい「美人学」について研究したい。
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鼻で嗅いだり、舌で味わったり
一目会った瞬間、運命と感じ、恋に落ちる。映画によくある話だが、実際には、理想の恋人がある日突然、天から舞い降りてくるわけではない。『一目惚れの科学』(著・森川友義、1080円、ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、ロマンティックな恋の真実を科学的に解き明かす。
恋愛というもの、要するに、自分の遺伝子を多く残してくれそうな人に惹かれることだ。女性は優秀な精子と、男性は優秀な卵子と結合したいと願い、他の動物と同じように、鼻で嗅いだり、耳で聞いたり、舌で味わったりして五感を駆使して無意識のうちに選んでいる。
選ばれるためにはどうしたらいいのか。「モテメイク」「モテ服」などといった外見上のことはではない。優秀な卵子や優秀な精子をアピールして相手に求愛し求愛されること。本当にモテるためには、動物としてのヒトにさかのぼって五感が大切だといっている。