富士急(山梨県富士吉田市)は、河口湖東岸の湖畔と、山頂から富士山の山頂から裾野までを見渡せる天上山を結ぶ「天上山公園カチカチ山ロープウェイ」で2015年4月29日から、新型ゴンドラの運行を開始する。新型車両導入は34年ぶりで、1959年の開業以来3代目のゴンドラ。
富士急、開業以来3代目 34年ぶりニューモデル
カチカチ山ロープウェイは富士五湖で唯一のロープウェイ。標高856メートルの河口湖畔駅から1075メートルの富士見台駅を3分間で結んでいる。展望台からは「世界遺産」の富士山を山頂から裾野まで見渡せ、河口湖の前景をのぞむことができる。
新型車両は、眺望と富士五湖の大自然を体感できる展望車両として親しまれるよう、、前面には大型ガラス、側面には上下に大きく広がる展望窓を採用し、河口湖の自然を今まで以上に大パノラマで体感できるようデザインした。
内装は日本的な吉祥文様にし、海外からの観光客にも日本らしさが味わえるようにした。車体の屋根には天上山が舞台とされる昔話「かちかち山」に出てくる"たぬき"と"うさぎ"が駕篭を担いでいる様子の造形物を設置した。
車内アナウンスは日本語と英語の2か国語で対応。モニターが設けられており映像でも多言語案内を行う。