「静岡のソウルフード」に新たな名乗り 「のっぽパン」はおでんや焼きそばしのげるか

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   静岡県沼津市のベーカリーチェーン、バンデロールが2015年4月から、同社の人気の菓子パン「のっぽパン」のネット通販を始めた。同社のホームページ(HP)によると「のっぽパン」は「静岡県民に大人気のソウルフード」。県外の静岡出身者の要望に応え、ECを通じて全国デビューとなった。静岡発の"ソウルフード"は焼きそばやおでんが県外でも浸透しているが、果たしてのっぽパンはどこまで人気を伸ばせるか。

  • のっぽパン定番の3種類 ユーモラスなキリンのキャラクターが目印
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1978年発売、瞬く間に大人気に

   「のっぽパン」は、主に静岡県内で販売されている菓子パンで、バンデロールのHPでは「長さ34センチの細長いパンにミルククリームをサンド」と説明。1978年に発売されるや瞬く間に大人気になったという。菓子パンとしては異例ともいえる30年以上の"歴史"がある。

   だがこれまでの間がずっと順風だったわけではなく2007年に事業編成のためいったんは製造を終了している。だがその時も長年製品に親しんでいた消費者からの復活を求める声に押されるなどして再スタート。そしてこのほどのネットショップ開設となった。

   同様の菓子パンは全国のあちらこちらにあるように思われるが、のっぽパンの通販開始を話題にしたウェブサイトには、

「静岡県における『クリームサンドのコッペパン』は、あくまでこの『のっぽパン』なのだ。」

などの声もあり、とくに、沼津市など静岡県の東部から中部の静岡市あたりまでの地域で絶大な知名度と人気を誇っている。

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