演奏家としても作曲家としても後世に多大な影響
パガニーニが活躍した19世紀半ば以降、演奏には高度に専門的な技術が必要となってきたため、クラシック音楽において「演奏家」は、作曲家や編曲家と独立した職業となってゆきますが、パガニーニはその分岐点にあって、演奏家としても作曲家としても、後世の音楽に多大なる影響を与えた音楽家といえます。
活躍した人のエピソードには、大体尾ひれがつくものですが、パガニーニも、「至高の演奏技術を手に入れるために、悪魔と取引をした。彼が悪魔的に見えるのはそのせいだ...」と噂されました。おそらく、ファッションでも、「天才演奏家」を演出していた、彼の作戦にまんまとのせられた、というのが真相でしょうが...はたして?
本田聖嗣