京都大学は2015年4月2日、京大ならではの知的ワールドを紹介するエンターテイメントサイト「探検!京都大学」を、同大学公式ホームページ内に開設した。
「主体的に仕掛けるブランド戦略」の一環
京都大学は、14年10月に就任した山極寿一総長の"「おもろい」ことをどんどん仕掛ける大学へ"というメッセージを実現するため「主体的に仕掛けるブランド戦略」を開始している。こうしたキャンペーンは同大創立以来初めての試みという。「探検!京都大学」もそのブランド戦略のひとつ。個性や魅力に満ちた「京大らしさ」を強く積極的に打ち出すことで、あらたなブランドイメージの発信とファン層の拡大を狙う。
「探検!京都大学」は、閲覧者が「フィールドワーカー(探検者)」になって、「惑星、京都大学」に生息する未知の物体、生物に出会うというコンセプト。サイト構成には、同大が創立以来大事にしてきたという「フィールドワーク」のスタイルを採用。3Dイラストで描かれた「惑星、京都大学」をマウス操作で探検することで、大学の全体像、ユニークな研究内容や研究者について知ることができる。コミカルなイラストやアニメーションを用い、中学生・高校生から一般の人にもわかりやすく、楽しく理解できるよう制作したというコンテンツの1つ「京大先生図鑑」では、同大に所属する研究者を「惑星、京都大学」に生息する生物に見立てて紹介。本物の図鑑のようなユニークな切り口で、「生息地(所属・研究フィールド)」「生体(特徴など)」「鳴き声(音声コメント)」など、研究者の人柄や研究テーマに触れることができる。
そのほかにも、大学の規模や研究の広がりをデータから解説、イラストや図でわかりやすく紹介した「京大データ」や、京大にゆかりのあるノーベル賞受賞者9人を扱う「ノーベル賞受賞者のメッセージ」など、ユニークで魅力あふれるコンテンツを揃えた。