全日空(ANA)は2015年3月20日、英国の格付け会社、スカイトラックス(SKYTRAX)社から3年連続で最高ランクの「5スター」の認定を受けたと発表した。
羽田空港で行われた認定証の授与式では、2015年度のミス日本グランプリの芳賀千里(はが・ちさと)さん(22)も出席。芳賀さんは15年春からANAのグループ会社に就職することが決まっており、
「入社後は5スターを担う一員として精一杯努力し、頑張っていきたい」
などと抱負を述べた。
世界に7社しかない「5つ星」を3年連続で獲得
スカイトラック社のエドワード・プレイステッド会長によると、5スターは「1年を通じて不断の努力でサービス改善に取り組んだ航空会社」に贈られる。5スターの認定を受けているのは世界に7社のみで、日本航空(JAL)は4スター。ANA以外はアシアナ航空(韓国)、キャセイ・パシフィック航空(香港)、ガルーダ・インドネシア航空(インドネシア)、海南航空(中国)、カタール航空(カタール)、シンガポール航空(シンガポール)が5スターの認定を受けている。
プレイステッド会長は、5スターの7社間に序列はつけられないとしながらも、ANAについては「際立っているのはサービスの質ではないか」と述べた。
ANAの篠辺修社長は、ビジネスクラスへのフルフラットシートや、ボーイング787型機の導入を世界に先駆けて行った点が評価されたとの見方を示した。