スズキは2015年3月11日、新型軽乗用車「アルト ターボRS」を発売した。メーカー希望小売価格は、2WD(前輪駆動)車が129万3840円、4WD車が140万5080円。
"心踊らせる、気持ちの良い本格的な走り" を目指して開発
新開発プラットフォームなどの採用により基本性能を大幅に高めた新型「アルト」をベースに、"心踊らせる、気持ちの良い本格的な走り"を目指して開発されたモデル。
パワートレインは、力強い加速を実現する改良型の0.66リッター直列3気筒DOHCターボ「R06A」エンジンと、スポーツドライビングが楽しめる5速マニュアルモードのパドルシフトを装備する5速オートギヤシフト(AGS)の組み合わせ。停車時アイドリングストップシステムなどにより、JC08モード燃費は2WD車で1リットルあたり25.6キロを達成した(4WD車は24.6キロ)。
また、専用の車体補強を施し、さらなる高剛性を実現。ボディー前部へのストラットタワーバーや高剛性のフロントバンパーメンバーの装着をはじめ、カウルフロントパネルなどの板厚を増やし、車体のねじり剛性を約5%向上。車体後部のスポット溶接の増し打ちなどにより、操縦安定性と応答性を高めた。専用チューニングのサスペンションやブレーキ、専用フロントシートも備える。
エクステリアは、メッキと赤のアクセントカラーに加え専用加飾を施し存在感を高め、黒基調のインテリアには赤を効果的に配した。
安全面では、レーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナル、ESP(車両走行安定補助システム)を標準装備する。