世界に発信する「ONIGIRI」
鮨や天ぷらは和食の代表として定着しているが、こっちにも目を向けてほしいと訴えているのがおにぎりだ。去年(2014年)2月、一般社団法人日本おにぎり協会が設立された。おにぎりとは、日本が誇る「ファーストフード」であり「スローフード」であり「ソウルフード」であると定義して、国内外へ普及させていくとうたい上げた。
『おにぎりレシピ101』(1404円、ポット出版)は、それに呼応するように、東京で料理教室を主宰しているクッキングアドバイザーの山田玲子さんが、おにぎりを「ONIGIRI」として世界に発信していきたいと出版したものだ。最初から終りまですべて日本語と英語で書かれている。
101のレシピは、昔ながらの梅干しや鮭ばかりではなく、アボカドわさび醤油、黒豆・パルメザンチーズ、紅しょうが青のり、ピーナッツバター焼きなどバラエティーに富んでいる。鮨に続く和食として外国の人々から注目されるだろうか。