大学進学や就職など新生活が始まる前に、身の回りの物を整理するシーズンだ。新しい環境で気持ちのいいスタートを切るためにも、荷物を減らしたいものだが、いざ整理を始めると「捨てるのはもったいない」「売れば値が付くはずだけど面倒」という思いに悩まされる。
そんなときに使えそうなオークションサイトがあった。MOJAX(大阪市)の運営する「セルクル」というサービスで、不要になったものを段ボールに詰めて送ると、出品に必要な作業をまるごと代行してもらえる。
落札者とのやりとりも代行
手順はまず無料の会員登録をして、出品物をサイト上で申し込む。段ボール箱が届いたら、中身を詰め込んで送り返すだけ。自ら出品物を管理する必要もなく、不用品の整理・片づけには最適だ。一般的にネットオークションに出品するには、商品の写真撮影やコメントなどが必要となるが、それらも一切不要。セルクルのカメラマンとライターが代わりに作成し、入札監理や落札者とのやりとりも代行してくれるので、売れるのを待つだけでいい。
また、商品が落札されなければ手数料はかからない。手数料は通常落札額の30%だが、2015年5月31日まではキャンペーンで15%に。落札額の85%が出品者の銀行口座に振り込まれる。たとえば、バッグが3万円で落札されたときの受け取り額は2万5500円になる。落札者との間はセルクルが仲介するので、個人間の無用なトラブルも避けられそうだ。落札されるまで最大10回再出品され、買い手がつかなかった場合は無料で出品者に返送される。