防災アイテムとして高まる注目 発電&充電もできるモンベル「バイオライト キャンプストーブ」【レビューウォッチ】

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   アウトドアスポーツ用品のモンベル(大阪市)が2012年8月から扱っている「BioLite(バイオライト) キャンプストーブ」が、本来のアウトドアでの用途に加え、防災用としての利点から注目度が高まっている。

   その機能は、公式ブランドサイトによると「小枝や松ぼっくりなどを燃やし強力で安定したたき火ができ、さらに発電、デバイスを充電(チャージ)も可能」というもの。機能性、使い心地はどうなのか、使っている人たちのレビューをみてみよう。

  • モンベル、製品紹介ページより
    モンベル、製品紹介ページより
  • BioLite キャンプストーブ
    BioLite キャンプストーブ
  • モンベル、製品紹介ページより
  • BioLite キャンプストーブ

団欒のひと時に

   多くの使用者が評価した点の一つは、その火力だ。

「強力な火力で、あっという間(約3分)にパーコレータのお湯も湧きます」
「強制吸気で驚くほど火力が」

と、驚きの声が多くあがっている。

   石炭や炭の使用ができない代わりに、小枝などを使用して焚き火を行うのだが、ファン機能が効率よく空気を取り入れ、完全燃焼させる仕組みだ。

「コレさえあれば、もうキャンプには『燃料』を持って行かずに済みます」
「煙(不完全燃焼ガス)さえ二次燃焼効果で燃やすため煙が全く立ちません」

と、その手軽さ・焚き火の心地よさなどに高評価が集まっている。

   また、完全燃焼させる構造に支持する意見も多く、

「最後は、燃焼ポッドの底には『白い灰』が少量残るだけ」
「撤収時には燃焼室を水で丸洗いできるので簡単キレイ」

と、片付けも簡単で便利とのこと。

   注意点としては、小枝などの燃料について、「少し湿っていたりすると煙が出てしまいます」との報告もあり、乾燥した燃料を使用する方がベターだろう。

   その他にも、

「燃焼室がさほど大きくないため、長時間に渡り火力を要する場合には燃料の追加を頻繁に行わなければなりません」
「ファンの音が意外にうるさいです」

と、燃焼効率の良さゆえに付随する問題もあるようだ。

   「防災用として」購入を決めた人も多いようだが、「都会だったら薪を集めるだけでも大変」「点火装置が無い為、ライターやマッチ等は必ず持参する必要が有ります」など、「USBの発電量が少ない為、あくまでもスマホの充電程度です」といった指摘も多く、要所を押さえての使用が推奨される。

「使い方さえ工夫すれば楽しめるアイテムだと思います」

との意見もある通り、「枯れ木の小枝や松ぼっくりを探すのもなかなか楽しいですよ」と、野外での団欒に一役買ってくれる存在であることは間違いないようだ。

   価格は、モンベルオンラインショップで1万4200円(税抜)。

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