自然いっぱいの能登で、山菜を食らおう!
現在、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録されているのは、知床、白神山地、屋久島、そして小笠原諸島の4つだけれど、外国のエライ方々に認定されなくても、豊かな自然は日本にはまだまだ残っている。能登だってそうだ。
本書『やまんば能登を喰らう』(著・谷口藤子、監修・杉浦孝蔵、1836円、橋本確文堂)を読めば、ここにも豊かな自然の恵みがいっぱいあることを実感できるだろう。能登の山をすべて歩いた、「やまんば」こと、山菜アドバイザー谷口藤子さんの体験型山菜図鑑。50年間、山を歩いた83歳のおばあちゃんのフィールドワークの集大成に頭を垂れる。そして能登へ滋味豊かな山菜を食べに行きたくなる。
もちろん、能登だけでなく他のエリアでも活用できる作りになっているので、本格的山歩きでなく「なんちゃってアウトドア」、近場で山菜採りハイキングを、という方にもおすすめ。