進研ゼミに替わる新しい教育ビジネスモデルに
BenePaについては、ベネッセホールディングスの原田泳幸(えいこう)社長が2月7日に東京都渋谷区の同社の施設「エリアベネッッセ青山」で記者会見して発表。ベネッセはこれまで添削式の通信教育講座「進研ゼミ」を柱に成長を続けてきたが、原田社長は、進研ゼミ依存を脱却できるような「教育ビジネスモデルのパラダイムシフト」をもたらしたいと考えており、BenePaは「今後展開していくデジタル施策の第一波」と述べた。
BenePaを使った小学生以上の学習では、進研ゼミの特徴である「無理なく一人で取り組めるコーナー設計」や「わかりやすい解説」に加え、デジタルでこそ可能になった「動画指導」や「音声学習」が盛り込まれ、効率的かつ効果的に進められるという。
ベネッセでは今後、BenePaのラインアップを拡充させる一方、対象範囲の拡大やコンテンツに応じた価格バリエーションの多様化などを検討するとしており、販売チャンネルや販売方法の多角化を予定している。
原田社長が発表会見を行った「エリアベネッセ青山」には、BenePaの体験会への参加を求めてたくさんの親子連れが行列を作り、にぎわいをみせた。子どもたちが興味深そうにマウスを操作していた。