「東京の冬のトレンドスポット」の一つ、東京都港区の東京ミッドタウンに設けられた「ダイナースクラブアイスリンク」のエリアで、オフリンクの楽しみとして人気を集めているのが、わが国を代表する世界屈指のシェフ、成澤由浩さんがプロデュースするキッチンカーだ。リンクオープン期間の2015年3月8日まで、こだわりの食材を使った日本各地の代表的なお椀料理などが味わえる。
日本の伝統料理をお椀の一品メニューで
成澤さんは早くから自然保護にかかわる料理を手がけ、素材を生み出す環境などを守りたいという気持ちを調理にこめていることで知られる。02年にスペインで始まった国際ガストロノミー学会、マドリード・フュージョンの10年の会合では「世界で最も権威あるシェフ」に選ばれた。
ガストロノミーは文化と料理を関連づけて考察する、いわば「美食学」。マドリード・フュージョンには世界中のトップシェフや料理研究家らが集まる。
そうした、世界屈指のシェフである成澤さんプロデュースのメニューが"屋台感覚"で味わえるのが、ミッドタウンのキッチンカーだ。
石狩鍋や秋田のきりたんぽ、博多のモツ煮込みなどがお椀料理として登場。このお椀モノは期間中、次々と新メニューが提供されるという。また、これらのお椀に添える成澤シェフオリジナル料理として「厳選豚肩ロースの寒麹漬け」と「鶏もも肉の照り焼き」を用意。お椀料理ともども、どれも650円だが、お椀とオリジナル一つずつのセット「One of JAPAN」は1200円。
各地の日本酒の名酒や、焼酎、焼酎カクテルなども用意されている。
営業時間は正午から午後9時まで。ラストオーダーは午後8時半。雨天時の営業についてはアイスリンクの規定に準じる。