長崎ちゃんぽんなどを提供する外食チェーン、リンガーハットは、食材の国産シフト化など安心メニューの提供に力を注いでいるが、もう一方で昨年から、食育活動を展開しており、親子でちゃんぽん作りを体験する「親子で作ろう"myちゃんぽん"教室」などのイベントを手がけている。
実際に体験することで食の安心へのこだわりを実感
リンガーハットは、09年から野菜、10年から麺の小麦、13年には餃子の材料と、使用する原材料を国産化することで、新鮮な食材の使用と食への安心を追求している。「親子で作ろう"myちゃんぽん"教室」は、普段店舗で提供しているちゃんぽんの原材料がどこからきて、どのように店舗に配送、調理されているのかを親子で楽しく学ぶことが目的。
東京都品川区のリンガーハット本社で2015年1月17日には2回目となる同イベントが開かれ、小学生2~3年生の児童と母親の4組が参加した。「教室」では、リンガーハットの食材に関するVTRを観たのち、テストキッチン「アトリエ」で実際にちゃんぽんを調理。「myちゃんぽん」のために用意された「たらこ」や「ウインナー」などオリジナルのトッピング20種類のなかから、子供たちは好きな具材を選んで、実際の店舗で使われているのと同じ調理システムでそれぞれのちゃんぽんを作りあげた。
ちゃんぽんを試食したあとは、同社が展開するとんかつ専門店「浜勝」のデザートのトッピングにもトライ。こちらも用意されたフルーツやコーンフレークなどで自由に飾り付けをした。
参加した子どもたちは「たのしい!」と大満足の様子で、母親からは「日本の野菜を使っていたり、こだわりを知ることができた」「普段入ることができない調理する側に入ることができてとても良い経験ができた」などの感想があった。
今後も食育企画を定期的に開催する予定で、詳細や最新情報は開催が決定してから随時ホームページで告知される。