学生時代だけでなく、一生ついてくる「受験」に打ち勝つ!【書籍特集】

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   受験シーズン真っ盛り。合格祈願グッズも花ざかり。神社のお守りだけでなく、「キットカット(きっと勝つ)」や「うカール」などのお菓子、それに、五角形の「合格(五角)えんぴつ」、「(集中力が)ゆるまない」ねじなど、新聞やテレビで紹介され話題だ。

   とはいえ、受験は自分にとってはもう過去のこと、もはや関係ないという人が多いかも?しかしながら、人は、いくつになっても、いろいろな場でテストされ、評価・選別されているわけで、受験は一生ついてまわるものという考えも成り立つのだ。今回は「受験」をキーワードに、学生さんだけでなく、実は、大人にとっても役立つヒントが詰まった3冊をピックアップ。

   J-CASTニュースの新書籍サイト「BOOKウォッチ」」(https://books.j-cast.com/)でも特集記事を公開中。

  • 「謎」の進学校 麻布の教え
    「謎」の進学校 麻布の教え
  • なぜ受験勉強は人生に役立つのか
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  • YouTube英語勉強法
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  • 「謎」の進学校 麻布の教え
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東大合格者ランキング常連校に学ぶ、発想力

   東京大学合格者数で、50年間ランキング10位以内をキープし続ける中高一貫の男子校といえば、麻布学園(通称 「麻布」)だ。『「謎」の進学校 麻布の教え』(著・神田憲行、820円、集英社)によると、「麻布」はほかの進学校と比べるとかなり「変」らしい。

   同じ男子進学校の「開成」と比べてみると、「血液1立方ミリメートルの中に赤血球の数は500万」という説明を聞いて、黙々とノートに記すタイプの学生が多いのが「開成」で、「誰がどうやって数えたの?」と突っ込みを入れるのが「麻布」だという。「麻布」は秀才型というより天才肌が多く、雰囲気がいわゆるバンカラに近いということのようだ。

   「クーラー、カラーテレビ、カーの『3C』が登場し、人の生活はどうなったか?」という設問に対し、多くの人は「エネルギーの需要が増えた」と答えるだろう。だが、「(車を使うから公共機関を使わなくなったし、クーラーやテレビがあるから外に出なくなった。だから)、人同士がコミュニケーションする機会が減った」という答えも導ける...。「教えてもらってわかる」だけでなく、自分の頭で多面的にものごとを考える大切さを、再認識させてくれる本だ。

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