KDDIはAndroid OSを搭載したフィーチャーフォン「AQUOS K SHF31」を2015年2月下旬から販売を開始すると発表した。ユーザーが慣れ親しんだ2つ折り式で、テンキー操作が可能な端末に、スマートフォンの要素を盛り込んだというもの。
この斬新な携帯電話をコラムニストで淑徳大学人文学部客員教授の深澤真紀さんは、「日フォン(にふぉん)」と命名した。
ガラケーを新しく作りなおすという、温故知新に似た日本らしい発想
「ガラケーに大きな不満はないが、スマホに変えるべきなのだろうか」と悩むガラケーユーザーにとって、「いい選択肢だと思う」と深澤さん。「ガラケーを新しく作りなおすという、温故知新に似た日本らしい発想なので、こういうケータイをガラホではなく、『日フォン』と呼びたいところだ」とコメントしている。
「AQUOS K SHF31」は、従来のフィーチャーフォンにはない機能を多数搭載した。高速データ通信「4G LTE」に対応したほか、1.2GHzクアッドコアCPUを搭載し、快適なネット環境を実現。タブレットやノートPCを接続して、テザリング機能を利用することもできる。また、「LINE」などのアプリケーションも楽しめる。アプリストア「Google Play」には対応しないが、「auスマートパス」からアプリを追加することが可能。
また、物理キー部分に静電気センサーを搭載しており、スクロールやポインタの移動などタッチパッドのように操作する「タッチクルーザーEX」が利用できるのも特徴だ。約1,310万画素の裏面照射型CMOSカメラを搭載。バッテリー容量は1,410mAhと従来フィーチャーフォン以上の電池持ちを実現している。カラーはレッドとブラック、ホワイトの3色。