元旦にあたる2015年1月1日早朝、航空各社は機上から初日の出を拝める「初日の出フライト」を運航した。
各社とも、窓側の席は発売から数時間で売り切れてしまう人気企画だ。
銚子上空で旋回してご来光を待つ
記者が搭乗した日本航空(JAL)のJL2015便は、乗員乗客233人を乗せて6時過ぎに成田空港を離陸、千葉県銚子市上空20000フィート(約6100メートル)で旋回しながら初日の出を待った。
銚子は山頂や離島をのぞくと日本で最も早く初日の出が見られる場所で、1月1日の日の出は6時46分。上空からだとさらに早く日の出を観測できるため、まさに「日本一早い初日の出」になるというわけだ。
6時35分頃、雲海から太陽が顔をのぞかせると、乗客からは歓声があがっていた。フライトは雪化粧した富士山を横目に、約2時間かけて成田空港に戻った。