聖地がリアルな「渋谷」からSNSに
以上、ギャル的漢字一文字で振り返る2014年ギャル文化はいかがでしたか?
ランキングからも分かるように今年は、ギャル自体がギャルではなくなってしまうといった、まさかまさかの驚きの年でもありました。ギャルの聖地と言われていた渋谷では、以前よりもギャルを見掛けることが少なくなり、渋谷自体も昔のような活気がなくなったように感じます。
それにはこれまで何度もお伝えしたように、リアルなストリートの「渋谷」に集まるのではなく、ネットのSNSが彼女達の「渋谷」になってしまったことが要因にありますが、そんなネット上の「渋谷」を徘徊するギャルの間では、
『黒ギャルブームまた来て欲しい!』
『濃いめメイクのギャル、カムバック!』
『ギャルブーム、早く復活して!』
――といった声があるのも現状です。
またこれまで彼女達の手に掛かりリバイバルとなったファッションアイテムが多数あるように、今こそ、彼女達自身がギャルカルチャーを発信し、ギャルでいることに誇りを持ち、『ギャルがイケてる!』といった気持ちを発信し、作り上げていくことが、ギャル再構築へと繋がるのではないかと感じでいます。
いつの時代も流行を作ってきたと言われているギャルだけに、この先も世界を驚かせるようなスラッシャー(※注)的存在でいて欲しいものです...。
【(※注)「スラッシャー」はWWDジャパン発信の言葉で現代的マルチクリエイターのこと】
そして本年もギャルウォッチをご覧頂いた読者の皆様、編集のMさん、ありがとうございました。
来年も同コラム・ギャルウォッチからギャルのリアルボイスをお届けいたします。
それでは皆様、よいお年を...。
grp編集長・まぁ~さ