来年用の年賀状引受が、2014年12月15日に始まった。「手間がかかるし、メールやSNSで済まそう」と考える人もいるかもしれないが、スマートフォンアプリに詳しいライターの小口覺さんは「パソコンやプリンターがなくても、スマホ1つで手間をかけずに楽しく年賀状が作れます」という。
2015年はどんな年賀状が流行するのか、小口さんに最新トレンドを聞いた。
スマホ越しに動画再生
小口さんによると、今年のトレンドはAR(拡張現実)技術を応用した「動く年賀状」。年賀はがきに印刷されたQRコードを読み取ると、スマホ越しにはがきの上で動画が再生される仕組みだ。
スマホ1つで年賀状が作れるアプリ「clip年賀状」(1枚130円から)は、送る側の手間は動画を撮影し、音楽やフレームを合わせるだけ。電車での移動中など合間の時間に作業を進めて、あとは自宅でプリントするか、ネットでプリントするかを選ぶことができる。
小口さんは「動画を撮影した経験があれば誰でも簡単に作れます。新年のあいさつを撮影してみたり、一発ギャグをしてみたり、色んな動画を送ることが楽しめます。音楽ができる人なら演奏している様子を送るのも面白いですね」という。短い動画を送るのは、6秒動画サービス「vine(ヴァイン)」の楽しみ方に通じるものがあると話す。
また、「年賀状に家族や子どものプライベートな写真を載せることに抵抗がある人もいるかもしれません。しかし、QRコードで動画を楽しんでもらう形ならば、見てもらいたい人だけに楽しんでもらえます」という。