経営者、人事、評価者の半数以上が「人事制度見直しの必要あり」 中小企業で働く人を対象にした調査

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   人事評価システムの運営支援を専門とするあしたのチーム(東京都港区)は、従業員数300人以下の中小企業を対象とした人事評価に関するインターネット調査を2014年10~11月に行った。会社経営者及び人事担当者、評価を受ける従業員、導入された評価制度を実践する評価者それぞれ400人など計1200人が対象。

  • 人事評価に悩み
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人事評価に対する役職間のギャップと課題

   「現在勤め先の人事制度に満足しているか」という従業員への質問には、「満足していない、あまり満足していない」と答えた人が合計で71.6%にとなった。これに対して、経営者や人事への「従業員が現在の人事制度に満足していると思うか」という質問には「満足していると思う、やや満足していると思う」と答えた人が54.8%となった。人事制度に対する従業員の考えと、経営者や人事担当者の認識との間に差があることが分かる。

   経営者、人事、評価者への「現在の制度について見直す必要はあるか」という質問に対して、経営者は50.1%、人事は70.1%、評価者では77.5%となり、人事評価に関わる立場の半数以上が見直しの必要性を認識している。

   また、「人事評価を行う際に悩んだり困ったりすることはあるか」という質問に対しては、経営者は58.2%、人事担当者は71.1%、評価者は74.8%と高い割合で「悩んだことがある」と回答している。また、悩むことがあると回答した経営者、人事担当者に対して「具体的にどのような点で悩むか」という質問をしたところ、「評価と報酬との関連性が持てていない」と答えた人が49.8%と最も多く、次いで「評価者による甘辛の評価が出てしまう」が37.5%となった。そして、従業員の人事評価に対する「満足していない理由」の質問も、「評価と報酬との関連性が持てていないため」が37.4%と最も多かった。評価人事の課題が「評価と報酬の関連」にある可能性が高いということがうかがえる。

   調査はネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施した。

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