リクルートキャリアが運営する転職情報サイト「リクナビNEXT」は2014年12月17日、女性活躍促進のひとつの有効策とされる男性の育児・家事に関する調査結果の後編を発表した。
普段「育児」「家事」をすると回答した男性と、しないと回答した男性を比較すると、妻の仕事への理解や、関係の良好さに差があることが明らかになった。
20%以上差がある項目も
調査は、既婚かつ共働きで小学生以下の子どもを育てている20~40代の男性ビジネスパーソン1000人を対象に10月29日~30日にインターネットで実施した。
妻の仕事内容を具体的に理解しているか、という質問に、「よく理解している」「ある程度理解している」と回答した人の割合は、「育児をする群:79.2%/育児をしない群:59.1%」
「家事をする群:81.2%/家事をしない群:59.0%」となり、家事・育児をする夫のほうが妻の仕事を理解していることがわかった。
夫婦仲は良好かという問いに「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人の割合は、育児・家事をする群としない群では約20%もの差が開き、「育児をする群:47.2%/育児をしない群:25.6%」、「家事をする群:48.0%/家事をしない群:28.2%」という結果に。
また、男性が家事や育児に参加する要因は、消極的なものではないという。育児に参加する理由(育児をする群のみ回答)は、1位「妻に楽をさせてあげたい」41.5%、2位「育児が好き」35.3%、3位「夫婦円満のため」32.7%。家事に関しても同様で、1位「妻に楽をさせてあげたい」47.1%、2位「夫婦円満のため」37.1%、3位「家事に参加するのは当たり前と思っているため」28.8%、だった。
調査では育児と家事について、普段どの程度するかという質問に、「よくする」「たまにする」と回答した人々と、「あまりしない」「ほとんどしない」と答えた人々で、「育児をしない群」「育児をする群」「家事をする群」「家事をしない群」の4つに分類している。