「家族うがい」がインフルエンザから受験生を守る 「ビリギャル」著者「常識としてやって」

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ポビドンヨードで細菌・ウイルスを減らす

   金川医長は感染症対策としてのうがいの効果と、家族でうがいをする重要性を語った。インフルエンザなどの感染症予防対策としては、感染源対策と感染経路対策、抵抗力の3つがあり、そのうち個人でできることのひとつが感染経路対策で、その具体的な内容が、手洗い、うがい、マスクだという。

   うがいの効果として金川医長は、(1)口の中に付いたものを洗い流す(2)加湿することで乾燥による感染をしにくくする(3)口腔衛生を保つ(4)痰を出しやすくする―の4点を挙げた。うがいをすることで、口腔内の菌やウイルスを抑えることになり、飛沫する菌やウイルスを減らすことが期待できる。そのため、周りの人にうつさないという意識を持ってうがいをすることが大切。受験生のいる家庭では、家族全員で家族みんなにうつさないという意識を持って「家族うがい」を習慣化することが重要。

   うがい薬の中で特にウイルスの力を抑えるのがポビドンヨードで、これは手術の時に体の消毒するのにも使われる。口やのどなど粘膜に使用できるものの中で最も細菌やウイルスを減少させる効果があるという研究結果もあるという。

「うがい薬でのうがいで菌の量をできるだけ減らしましょう。周りに飛び散った菌からの感染を防ぎましょう。なるべくウイルスや細菌を持ちこまないよう家族全員で意識をしましょう、ということです」
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