リアルなお部屋掃除にも、心の掃除にも、両方役立つ良書
『50過ぎたら、ものは引き算、心は足し算』(著・沖幸子 700円 祥伝社)に書かれていることを、乱暴に一言で括れば、ものの片付けも心の掃除も、好きでなくていいから上手になること。あれもしなくちゃ、これも大事と自分を追い詰めるのではなく、できることをやる、どうせやるならツボを心得よ、というのが本書のコンセプトだ。そのツボがかなり具体的に紹介されていて、リアルな部屋掃除にも、心の掃除にも両方役立つ本である。
『50過ぎたら~』というタイトルから50歳を過ぎたシニア向けのものと限定するには、あまりにもったいない。汚れは軽いうちにささっと拭けば、後で大事にはならない。30代、40代どころか、10代にもおすすめだ。