模型メーカーのタミヤ(静岡市)は2014年12月20日、戦車モデルのフラッグシップ「1/16 RC(ラジオコントロール)タンクシリーズ」の新製品として「陸上自衛隊 10式戦車 フルオペレーションセット(プロポ付)」を発売する。価格は11万8800円(税込み)。
走行中も主砲の向きを自動調整する「砲身制御システム」を搭載
10年に制式採用された陸上自衛隊の10式(ひとまるしき)戦車を16分の1のスケールで再現した、電動ラジオコントロールタンクの組み立てキット。陸上自衛隊の全面協力により、最新のC3タイプの120ミリ滑腔砲や傾斜した装甲を持つスリムな車体をモデル化した。
メーンシャーシはジュラルミン製、起動輪やサスペンションアームはダイキャスト製とするなど、金属パーツを多く使用して強度を確保。実車から収録したエンジン、砲塔・砲身稼動、主砲発射などの各種サウンドは、車体の動きと連動して内蔵スピーカーから再生される。
また、走行中の車体の姿勢や砲塔の向きを感知して、砲身の上下と砲塔の左右の動きを自動的に調整する「砲身制御システム」を搭載。送信機であらかじめ設定した方向に対して常に砲身を向けながらの走行が可能となり、実車の10式戦車の特徴でもある「スラローム射撃」をイメージしたアクションが楽しめる。
サイズは全長596×全幅207ミリ、全備重量は約4050グラム。