高倉健と菅原文太、スクリーンでは見せなかった意外すぎる一面

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高倉健や菅原文太のかなりアブないエピソードあり!?

   晩年は毒舌を交えた軽妙な語り口を武器に、テレビのバラエティー番組で活躍していた俳優の山城新伍さんの著書『おこりんぼ さびしんぼ』(669円、廣済堂出版)からは、昭和の映画スターたちの息づかいが生々しく聞こえてくる。

   ここでいう「おこりんぼ、さびしんぼ」は高倉健さんや菅原文太さんのことではなく、その上の世代、同じく東映のスターとして活躍した若山富三郎さんのこと。弟の勝新太郎さんの豪放磊落(ごうほうらいらく)ぶりは有名だが、自分のことを日記に「先生」と記した兄貴のほうの、変人ぶり、スケールの大きさも並大抵のものではなかった。この若山富三郎・勝新太郎兄弟を誰よりも近くで見てきた山城さんが、ハチャメチャなエピソードを縦軸に、俳優、女優、監督、脚本家の人間模様を絡めて描いた痛快エッセイだ。

   健康オタクだった高倉健さんが若山富三郎さんに贈ったものが大変な事態を引き起こした話や、移籍してすぐに売れた菅原文太さんを東映生えぬき組が妬んで、あわや一触即発だった、リアルな「仁義なき戦い?」など、知られざる逸話が満載だ。

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