ビール共通券の発行を行う全国酒販協同組合連合会(東京都目黒区)は2014年12月3日、ビール共通券の利用実態調査の結果を発表した。
それによると、30~50代の主婦6554人のうち約4人に3人(73.7%)に使用経験があることが明らかになった。調査は11月12~13日にインターネットで行われた。
気軽に贈れて全国で使える
ビール共通券の使用経験がある主婦1000人の入手実態を調べると、「返礼品としていただいた」(19.4%)、「家族からもらった」(18.5%)、「中元・歳暮としていただいた」(15.6%)などの経路が主で、全体の81.9%がここ1年間に入手していることがわかった。
「全国どこでも使える」(54.1%)、「ちょっとした時にプレゼントしやすい」(44.0%)といった項目が良い点として上位に挙がり、気軽に贈れて全国で使えるという利便性が評価されているようだ。
ビール共通券には、びん2本と交換できる「びんビール券」(希望小売価格784円)と、缶ビール2本と交換できる「缶ビール券」(希望小売価格539円)の2種類がある。ここ1年間に使用した500人の主婦に対して、使ったビール券の種類をたずねると、びんビール券が67.4%、缶ビール券が51.2%。使用回数はびんビール券が平均3.0回、缶ビール券が平均3.5回だった。1回の使用枚数は、びんビール券が平均7.6枚、缶ビール券が平均8.3枚という結果となった。
ギフトの定番といえるビール共通券だが、まだ知られていないことも多く、「コンビニでも使える」ことを認知しているのは主婦1000人のうち42.8%だった。有効期限が設定されていることを知らない人は57.2%もいた。