いよいよ暖房機器が手放せない季節になってきた。だがその一方で、節電や省エネ、温暖化ガスにも気配りせねばならない...というわけで、にわかに注目が集めているのは「湯たんぽ」。高い機能性と洗練されたデザインが注目の的で、懐かしいからともてはやされているのではないのだ。
高い機能性とデザイン
海外製品の輸入や開発、販売を手がける横浜市の三信商会が扱う合成樹脂製の「ファシーの湯たんぽ」。Fashy(ファシー)は1948年創業のドイツの湯たんぽメーカー。機能性・デザイン性ともに高水準の製品を提供しており、母国でも人気のブランドだ。
日本では20年以上前から販売されており、いまでは様々なバリエーションの製品が展開されいる。湯を入れるボトルにさまざまなカバーをして使うことが多く「スタンダードカバータイプ」の中では「フリース」の人気が高そうだ。利用者が公開しているレビューでは、
「湯たんぽの柔らかい暖かさに感激」
「大きさ、保温力、大変良い商品で期待どおりです」
「フリースカバーの触感はとても気持ちイイ」
など、使い心地の良さに対する高い評価が数多くみえる。
これまでプラスチックなどの湯たんぽを使用してきたという"乗り換え"の利用者が多いようで、その経験と比べて「フリース湯たんぽ」の優しい暖かさが歓迎されている。
合成樹脂のボトルは「ゴム臭さが全くありません」という。
ボトルの最大容量は2リットルだが、「お湯を入れ過ぎず、1/3程度にすると、柔らかさの利点が出る」といった指摘が多く、「使いやすいサイズ」だという。
"持続力"についても感嘆の声が並ぶ。
「保温は驚く程長く、最初のお湯は多少ぬるめでも調度良い感じ」
「72度前後のお湯を入れると6~7時間ぐらい持ちます」
また「40~60度程度が気持ち良い温かさです」と製品サイトに使用法が掲載されているとおり、機能性も十分のようだ。
「かなり薄くなっているので、収納に場所をとらなそう」
「秋キャンに行くので防寒グッズとして購入」
と携帯性にもすぐれていそう。
「氷嚢としても使える」との意見も。冷水を入れて冷蔵庫で冷やせば夏の安眠に効果がありそうだ。
「本体が滑りにくい素材なので出し入れはかなり面倒」との指摘があり、替えのカバーがあると便利かもしれない。
「スタンダードカバータイプ」にはフリースのほか、ソフトベロアやカシミヤなどがある。