リクルートキャリアが運営する転職情報サイト「リクナビNEXT」は2014年11月27日、女性活躍促進の有効策とされる男性の育児・家事参加に関するアンケート調査の結果を発表した。
普段、「育児」「家事」をすると回答した人と、しないと回答した人を比較したところ、会社からの評価や仕事内容の充実など、仕事の面で差があることが明らかになった。
費やす時間に1時間近くの差
調査は、既婚かつ共働きで小学生以下の子どもを育てている20~40代の男性ビジネスパーソン1000人を対象に10月29日~30日にインターネットで実施した。
育児、家事それぞれについて、普段家庭でどの程度するかをたずねると、「よくする」「たまにする」と回答した人が約70%になった。自身が、育児・家事に費やす時間(1日あたりの平均)は育児が2時間28分、家事は1時間44分という結果に。普段「育児」「家事」をすると回答した人と、「あまりしない」「ほとんどしない」と回答した人では、それぞれに費やしている時間に、育児では1時間18分、家事では1時間6分の差が見られた。
仕事に関わる質問では、会社から評価されていると思うかという質問に「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人の割合は、「育児をする群:41.3%/育児をしない群:27.9%」「家事をする群:41.9%/家事をしない群:29.4%」と、10%以上の開きがあることがわかった。
「仕事内容が充実している」に「非常にそう思う」「ややそう思う」と答えた割合も「育児をする群:50.0%/育児をしない群 :36.1%」「家事をする群:50.3%/家事をしない群:38.3%」となり、家庭で育児や家事を積極的にしている人は、仕事面でも充実している傾向にあるといえそうだ。