「チョコレートは薬」? 血圧が下がる効果を実証

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「健康にいい」チョコレートは、「カカオ70%以上」

   この日は大チョコレート好きで研究家で、「チョコレートの奇跡」(中央公論社刊)の著書もある楠田枝里子さんがゲストで登場。チョコレートのもつ効果にふれると同時に、健康にいいチョコレートを紹介。「カカオ80~90%のチョコレートは苦いですが、70%以上のチョコレートを推奨します」と話した。

 今回の実証実験で、カカオポリフェノールを多く含まれているチョコレートとして使用した明治の「チョコレート効果 CACAO72%」は、まさに「ちょうどいい」チョコレートだったようだ。

   明治・食機能科学研究所の伊藤裕之所長は、ガーナのチンパンジーが苦いのに、ごく自然にカカオを食べていたことに注目。「自然界ではチョコレートを薬として摂取していました。そこでの健康効果が、ようやく科学的に証明されはじめてきました」と話した。

   ちなみに、高血圧は虚血性心疾患や脳卒中、腎不全、動脈瘤などの発症原因とされる。厚生労働省によると、日本の高血圧性疾患で苦しんでいる人は796万7000人(2008年)。2013年に高血圧性疾患で死亡した人は7165人にも及ぶ。

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