【レビューウォッチ】カタチを変えるレノボの「YOGA Tablet 2」 持続力はホンモノの声

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   中国パソコン(PC)メーカーのレノボが2014年10月10日に発表したタブレットシリーズ「YOGA Tablet 2」。出っ張ったバッテリーと背面のスタンドによる4つの活用スタイルや、Windows版とAndroid版、8インチと10インチの2サイズが用意されるなど用途に合わせて選べる多彩なラインナップが特長だ。

   様々なタブレットが発売される中、ただひとつ「変形」をウリにする「YOGA Tablet 2」の使い心地を購入者のレビューとともに見てみよう。

  • 「YOGA Tablet 2」のWindows版10インチモデル。バッテリー部に磁石でくっつくキーボードが付属する
    「YOGA Tablet 2」のWindows版10インチモデル。バッテリー部に磁石でくっつくキーボードが付属する
  • 「YOGA Tablet 2」のAndroid版。アルミボディのシックなシルバーカラー
    「YOGA Tablet 2」のAndroid版。アルミボディのシックなシルバーカラー
  • 「YOGA Tablet 2」のWindows版10インチモデル。バッテリー部に磁石でくっつくキーボードが付属する
  • 「YOGA Tablet 2」のAndroid版。アルミボディのシックなシルバーカラー

丸一日使い倒せるバッテリー持ち

   とにかく目を引くのが円筒形の出っ張り。機種によって異なるが6400mAhから9600mAhの大容量バッテリーが搭載されており、そのための出っ張りで、Wi-Fi通信時でも15時間から18時間の持続時間をうたう。

「公称18時間とあるのですが、まんざら大げさでもなさそう」
「約7時間使って40%の消費」
「前評判通り。パワフル」

という声からも、丸一日使い倒せる持続力はホンモノのようだ。

   また、バッテリー部と背面のスタンドを活用することで、縦向きに使用する「ホールド」、タイピングに適した「チルト」、動画視聴などのための「スタンド」、そしてスタンド部の穴を利用して壁から吊るす「ハング」の4つのスタイルが楽しめるとあるが、

「縦持ち時に持ちやすい」
「スタンド部がグリップ形状になっているので持ちやすい」
「寝ながら見るのが楽」

と、使い方のバリエーションはそれぞれによさそうだ。

処理速度については賛否両論

   「YOGA Tablet 2」シリーズには、今年インテルから発売されたクアッドコアCPU「Atom Z3745」が搭載されており、メモリは2ギガバイト。現在多くのタブレットに搭載されている「Atom Z3740」よりも格段にスペックが高く、他社が発売した同価格帯の冬モデルタブレットと比べても遜色はない。

「遅いとは感じません。満足できるサクサク感です」
「期待通り」
「サクサク動いている」

と満足する声の一方で

「価格が安いので妥協点だと思っているが、遅い」
「処理速度はあまり遅いとは感じない、ただ、決して早いとは言えない」
「ファイル操作するとかアプリを終了するとか、切り替えるとかそういうのが遅い」

という評価もあり、利用シーンや使用するソフトによっては処理が遅く感じることもあるかもしれない。

携帯性は微妙?

   その独特の形と大容量のバッテリーから、最厚部は他の機種と比べてボリュームがあり、重量も8インチ版が400グラム強、10インチ版が600グラム強と若干重め。特にWindows版の10インチには専用のキーボードがついており

「キーボードとセットで持ち歩くと思ったより重量がある」
「ノートPCを持ち歩く人には、大きさ、重さ共に問題は無い」

と、モバイルノートを持ち歩くような感覚になるだろう。

   また、キーボードに関しても

「キーボードについているマウスが使いづらい、クリックすると動いてやや困る。慣れれば大丈夫なのかも」
「キーボードに搭載のタッチパッドは、左右のクリックボタン上でもマウスの矢印が動いてしまうので使いづらいです」

という声があるため、Windows版10インチの購入を予定している人は店舗などで実際に触れてみるべきだ。

Windows版には「Office Home and Business 2013」付属

   処理速度と携帯性については賛否が分かれるものの、シリンダー型バッテリーによるバッテリーのパワフルさと4つの活用スタイルは「YOGA Tablet 2」独自。

   またディスプレイは283ppiのフルハイビジョンでありとても鮮明で、フロント部の1.5Wステレオスピーカーの音質は評判がいい。

   Windows版には「Microsoft Office Home and Business 2013」が付属しているのも魅力的だ。

   Android版の8インチは2万円台後半、Windows版の8インチは3万円前後と比較的安価で購入できるため、タブレットの購入を考えている人は選択肢に入れてもいいかもしれない。

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