楽天は2014年11月25日、楽天市場内の販売売上・販売個数・取り扱い店舗数等のデータ・トレンド情報などを参考に独自でランキングした「楽天市場 2014年 ヒット商品番付」を発表した。楽天市場は1億6千万点を超える多くの商品を取り扱っている。その中から2014年1月1日~2014年9月24日のデータを抽出して著しく成長したジャンルを選出した。
盛り上がりが各分野に波及
東の横綱にはディズニー映画「アナと雪の女王」が、西の横綱にはアニメやゲームがヒットした「妖怪ウォッチ」が選ばれた。作品自体だけでなく玩具やコスチューム、食品など関連グッズの需要を創出したという。
東の大関に選ばれたのは「サッカーの祭典」だ。ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の影響で選手ユニホームが売れたことに加え、ブラジルの文化に注目が集まりコーヒーやボサノバ音楽などの関連商品も売れた。
西の大関は「若手アスリートの活躍」。テニスの錦織圭選手やフィギュアスケートの羽生結弦選手の活躍により、選手カレンダーやスポーツ用品など関連グッズの売り上げが伸びた。
こうしたスポーツや健康への関心の高まりを受けて、「ワンダーコア」や「エアリーシェイプ」といったフィットネス器具のヒット商品が誕生し、「スポーツの盛り上がりが各分野の消費に波及した点も特徴的だった」と分析している。