「トイレに対する声」集め都や五輪組織委に届ける
フォーラムでは、「誰もが外出しやすい社会の実現」を目指して東京五輪に向けて「世界をもてなすトイレプロジェクト2020」を始動し、まずはトイレに対する声を集める活動を早期に開始すると宣言した。現状のトイレの問題点の有無や、問題の内容の検証と改善に向けた方向性の整理が目的だ。
また2015年6月をめどに「東京オリンピック・パラリンピックトイレ準備委員会(仮称)」を発足させ、集まった「トイレの声」を東京都や五輪・パラリンピックの組織委員会、さらには全国の多くの人に届けることを確認した。
フォーラムの参加者のひとりで、東京大学大学院国際地域保健学教室の神馬征峰教授は、「東京五輪はひとつの契機。五輪後も、広く社会に『トイレルネッサンス』の運動を広げていくことが重要です」とコメントした。