自分では最高傑作、自信作と思っているのに他人の評価がケチョンケチョンだったり、簡単にできるとたかをくくっていたら、実際は思うようにはかどらなかったり...。こんなときは、自分はダメだと落ち込んで情けなくなってしまいがち。しかし「ダメもと」で試してみたら活路が開いたなどと、ダメがもたらす効用もそれなりにあるもので、「ダメよ、ダメダメ~」と言い続けていた日本エレキテル連合は見事にブレイク、収入・待遇も大幅アップして...、今年の流行語大賞の有力な候補にもなりそう!?
今回は「ダメ」がキーワードの成功本をご紹介。
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「ダメ」から脱却できるヒントはすぐそばに
『仕事で「もうダメだ!」と思ったら最後に読む本』(著・千田琢哉 宝島社 1296円)は、ノルマや人間関係、能力に限界を感じときに、腐らないで生きていくための55の方法を説く本。
「ノルマが達成できない、締め切りに間に合わない、もうダメだと思ったら、とりあえず3か月死んだふりをして4か月後の種をまけばいい」。
「自分の能力に限界を感じたら、この際だから今まで自分で遠慮してきたことをやってみる」。
「出世の道が断たれたのなら転職・独立の絶好のチャンス」
――といったようなネガティブマインドをプラスに変換させる言葉・思考法が紹介されている。そうはいっても現実にはなかなかねと言いたくなる部分もあるし、この本を読めば必ず成功に導かれるという保証もない。けれど、たとえば探しものが見つからないとき、「ほら、すぐ目の前に」と他人から指摘されて「なんだこんなところに」といったことは、よくあるもの。「ダメダメ」の負のスパイラルから脱却できるヒントは案外すぐそばに転がっている。