日本はおろかアジア圏でもただ一人の「公認サンタクロース」、音楽家のパラダイス山元さんが2014年11月13日、これまた日本で唯一の「サンタ公認」菓子である江崎グリコの「ビスコ」をプレゼントに、東京都千代田区のJ-CASTニュース編集部を訪れた。グリコは11日に、パッケージにメッセージを書き込めるようにするなどしたクリスマス仕様の「ビスコ」を発売した。
グリコ「ビスコ」クリスマス限定バージョン発売
ホッ、ホッ、ホーッと声をあげながらベルを鳴らし、サンタクロースの衣装を着た山元さんはのっしのっしと編集部のなかを進み、居合わせた部員一人ひとりにビスコを手渡す。同編集部は初の訪問だが、もう15年以上もサンタクロースとしての活動を続けており、今年も忙しくなる時期を迎えている。
山元さんは1998年にグリーンランド国際サンタクロース協会からライセンスを受けた世界に約120人いる「公認サンタ」の一人で、アジア圏では山元さんだけ。「くつしたを下げて待つだけではない、本当のクリスマスを伝えたい」という。
公認サンタたちは毎年、デンマークのコペンハーゲンで会議を開催しており、山元さんは毎回、日本からお菓子を持参。13年に初めて「ビスコ」を振る舞ったところ、世界のサンタに大好評だった。そのことがニュースとして世界に発信されたのをきっかけにグリコが"スポンサー"を申し出て「サンタ公認」の菓子となったものだ。
「ビスコ」は発売から80年以上がたっており、キャラメルと並ぶグリコの代名詞ともいえる製品。3種のビタミンや乳酸菌が入ったオリジナルのほか、小麦胚芽入りなどがあり、おいしさと品質で知られる。
クリスマス限定品として、"どうもありがとう"や"おつかれさまです"などのメッセージが入った「ビスコミニパック」や、パッケージの裏面にカードのように書き込みスペースを設けた箱入りタイプを販売している。