胃腸薬で知られる医薬品メーカーの太田胃散は、家庭でヨーグルトを簡単に手作りできる「太田胃散 王様のヨーグルト種菌」を2014年11月11日から販売開始した。
繰り返し使えて経済的
専用の道具は一切不要。市販の牛乳に「王様のヨーグルト種菌」の粉末を混ぜて常温で置くだけで、生乳100%の無添加ヨーグルトができる。余計なものを加えていないので安心。牛乳のかわりに豆乳を使ってもよい(大豆成分8%以上を推奨)。
さらに、できあがったヨーグルトを種菌として、繰り返し6回程度使え、「王様のヨーグルト種菌」1袋で合計約7リットル分のヨーグルトが作れる(豆乳を使う場合は2~3回を推奨)。一般的なヨーグルトを1個80ml、牛乳を1リットル200円として計算すれば、1食あたり約28円となり、かなり経済的だ。
「王様のヨーグルト種菌」は、ブルガリアで伝統的に食べつがれてきたヨーグルトに含まれる「乳酸菌クレモリスBRF」2種と、長寿で有名なコーカサス地方の「サーモフィラス乳酸菌」1種の、それぞれ役割の違う3種を混合している。クレモリス菌に含まれる粘性多糖体は胃や腸で分解されにくいため、生きたまま腸までしっかり届いて水溶性食物繊維のような働きをする特長がある。
また、それぞれの乳酸菌は発酵時の温度により優位さが違ってくる。できあがったヨーグルトは季節による味や食感の変化も楽しめるという。