サーバー用OS「Windows Server 2003」のサポート終了となる2015年7月が間近に迫っているが、対応が遅れている企業も少なくないようだ。日経BPコンサルティング(東京都港区)が情報システム部門の勤務者を対象とした調査で明らかになった。調査は14年9月11~16日にネットで行い、560件の有効回答を得た。
Windows Server 2003を利用しているという回答者の3分の1(33.8%)が、リプレース(交換)作業の完了がサポート終了より先になると答え、15年4~7月の間にギリギリ間に合わせる企業も4割という結果に。リプレース作業の完了想定時期は現利用者の20.1%が当初計画より遅れているという。調査は14年9月11~16日にネットで行い、560件の有効回答を得た。
日本マイクロソフトもセッション
サポート終了までにリプレースが終わらない理由は「移行作業に必要な投資を行えないから」、「予算がないから」が35.5%で最も多く、次いで「Windows Server 2003の台数が多いから」(24.1%)、「移行作業に手間取っているから」(19.9%)と続いた。
サポート終了までにリプレース作業が終わらないことのリスクについては、6割強が「大きなリスクがある」あるいは「ある程度のリスクがある」と認識していると答え、リスクを把握しながらも対応が間に合わない状況がうかがえる。
これに手助けしようとアイ・オー・データ機器は、ファイルサーバー入れ替えセミナー「効率的な投資による失敗しないファイルサーバー入れ替え術」を11月5日から全国8拠点で順次開催している。ファイルサーバー機能に特化した同社のNAS(ネットワークアタッチトストレージ)「LAN DISK Z」の利用を提案する。
ファイルサーバー専用OSの最新版「Windows Storage Server 2012 R2」を搭載しており、アクセスするユーザーや端末ごとに必要となるCAL(クライアント・アクセス・ライセンス)を別途購入してなくてもよいので、導入時に追加のライセンス費用が発生せず低コストに抑えられるという。
また、ハードウェア、ソフトウェア、サービスによる「3つの安心」を提供しており、今回から万が一ハードディスクの故障でデータが見られなくなってしまった場合、最大100万円(税込)までデータ復旧サービスを無償で受けられるようになった。
セミナーでは日本マイクロソフトもセッションを行い、Windows Server 2003サポート終了後の問題点や、サーバー用新OS「Windows Storage Server 2012 R2」の魅力や有効活用するポイントを紹介する。参加は無料。
開催日と場所は以下の通り。
11/12...仙台 11/19...東京・秋葉原 11/26...名古屋
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