ふだんと違う自分になりやすくなった社会環境
【その3 一般化したコスプレ】
次に挙げられるのが、これまでアニメや漫画好きのコスプレイヤーの間だけしか浸透していなかったコスプレが一般的になってきたことが考えられます。
若者の間ではプリクラを撮る歳、ゲームセンターで貸し出ししているコスプレアイテムをあえて着用したり、ディズニーランドでは高校生ではないのに友達と制服を着用する「制服ディズニー」を楽しんだりするようになりました。
このようにコスプレが一般的な市民権を得たことで、仮装をすることに対し抵抗がなくなり、みんなで楽しむことが出来る文化として受け入れられるようになったのです。
【その4 変身願望を叶えてくれる】
これまで何度もお伝えしておりますが、イマドキのギャルや女子達は、メイクやヘアを駆使し、その時のシーンやTPOによって雰囲気をガラリと使い分けています。ある時はガーリーに、ある時はクールに、ある時はセクシーに...など、いつもと違う自分を演出し、別人のように変身することを常日頃から楽しんでいるのです。
そんな若者にとってハロウィーンは、自分達の変身願望を叶えてくれる一大イベント。普段は控えがちな過激的や仮装から、露出の多い仮装もこの時ばかりは解禁!
また「他がしていれば自分も同じことをしたい!」といった日本人の気質的にも合致したことで、ここまで盛り上がりを見せ始めたのでしょう。